タカコのびっくりレポート

タカコが日本を離れてから、日々のできごとや見たこと聞いたことを、みんなにレポートします。お楽しみに!


びっくりレポート001号

9月28日(月曜日) 晴れ時々曇り時々雨 気温28度

ヤップ高校の「ワールドスクールヤップ」の仲間(左後が日本にも来たティナ、左前がタカコ)と、今回の通信に使うインマルサット衛星通信装置(前)=29日午後3時、ヤップ高校で
 タカコはヤップの州都コロニアで、教育庁長官ヘンリー・ファラン、情報教育担当者ジム・スティーブンソンと打合せのあと、ヤップ高校のクラブ活動団体「ワールドスクールヤップ」の担当教師コートニーと、クラブ委員のティナ、リンダらと交流方法についての話し合いをした。

 暑い。昼間は30度を超えているのは間違いないと思うが、温度計をいくら探しても入手できないので、詳しくはわからない。ウォレアイに持ち込む食料、お土産などの買い出しも行う。

 ヘンリーは、私たちが持ち込んだ衛星通信の機械が、ショルダーバッグひとつに収まる大きさになっていることに大きく関心を寄せた。ヤップ本島だけでなく、さらに何百キロも離れた地域に散らばっている離島の学校との間の連絡手段、あるいは教育の道具として注目しているようだ。

 ジムは、新たに助成金をあちこちから獲得して、ヤップ州の各学校にまた新しいパソコンを導入していた。現在は、ミクロネシア連邦政府の運営する電話会社が月額20ドル(約2,400円)で5時間分のインターネット接続を提供しているのを利用して、教育庁や高校でインターネットを見ることが出きるようにしていた。

 電子メールは以前に導入した設備を使って、一定時間ごとにハワイ大学の太平洋研究教育センターに電話をかけて、ヤップ関係の電子メールをやり取りする仕組みで運用している。

 地面を伝わって電子信号を送ることができる日本やアメリカとちがって、いくつものちらばった島々からなる国「ミクロネシア連邦」では、外国との通信には衛星通信に頼る以外になく、この通信費が高いことが、インターネットの普及にも大きな障害になっている。

 ヘンリーらは、今回のプロジェクトに関して、離れた島に住む子どもたちが遠くの別社会と触れ合う貴重な手段として、大きな支援をしてくれている。

 ヤップ高校では、この日がリンダの17歳の誕生日であることを知った。

 リンダ、ティナはいずれも今年の春に日本に招待したヤップ州の青少年メンバー。日本のことをなつかしがっている。

 ヤップ本島に住む彼女たちにしても、さらに離れた島の生活は想像がつかないらしい。クラブのみんなが討議したテーマは、「開発」だった。

 離れ島では、電力はどう使っているのか、使っていないのか、環境汚染はあるのかどうか、そして、開発は必要なのか。

 ヤップに来る飛行機は、週3便から週2便に減らされたばかりだ。観光客を誘致するなどの産業の振興が必要になってきているヤップ州としても、どのような開発が必要なのか大きな課題になっている。

 高校の芝生の庭の上に、インマルサットの通信装置を置いて、通信実験をした。

ティナが日本の参加校に向けたメッセージを作り、数分で送信すると、集まっていた高校生や先生たちが、すごい仕組みだねとびっくりしていた。

 ワールドスクールヤップのメンバーは、49人。最大のクラブになっている。残念なことに10月1日から秋の休みで前半は余り参加できないかもしれないが、休みの間にもパソコン教室を開けてもらって、議論に参加したいと話していた。

報告/大前純一

タカコびっくりレポート目次次のレポートへ|


Copyright World School Japan Committee & ECO-CLUB, 1996. No reproduction or republication without written permission.
 この画面に掲載された記事・写真・イラスト等の無断転載を禁じます。すべての著作権はワールドスクールジャパン実行委員会とエコクラブ、ならびにそれぞれの著作物の作成者に帰属します。

Send feedback to CXZ00451@niftyserve.or.jp
ご意見、お問い合わせはCXZ00451@niftyserve.or.jpまで