タカコのびっくりレポート

タカコが日本を離れてから、日々のできごとや見たこと聞いたことを、みんなにレポートします。お楽しみに!


びっくりレポート005号

10月2日(木曜日) 

 家の前で、屋根に使うやしの葉を編むアーニイ(10歳)。ウォレアイの家はどれも似たような作りで、やしの葉でふいた屋根が腰をかがめてやっとくぐれるくらいにまで続いている。広さは畳12枚程度から20枚程度。床にもやしの葉で編んだマットが敷き込んである。きょうはおばあさんの家の屋根を修理するために、みんなでやしを編んでいる=10月3日午前7時すぎ、ウォレアイ島で

 今、2日の午後1時半。日陰の気温35、5度。すごいひざし。

 濃い緑の間から見えるラグーンは、深い水色。うっとりと見とれてしまうほど美しい。

 耳を澄まして聞こえるのは、風がそっとヤシなどの葉をゆらす音。それもとても静か。野鳥の鳴き声、ニワトリ。あたりを飛ぶハエの羽音。

 ウォレアイ環礁は、地図で見ると20個の島が床に投げた首飾りのような形で連なっています。全人口は約850人。

 私たちがいるファララップ島は、環礁の中で一番大きい島。約550人が暮らします。

 8年生までの小学校と9年から11年生までの高校があって、それぞれ約100人の生徒がいます。先生はそれぞれ12人ずつ。

 高校は、ウォレアイ管区六つの島から生徒が集まってきています。遠くはサタワル島からも。太平洋の地図の上で、見つけられるかな?

 二つの学校の校長と先ほど打合せをしました。小学校の校長ルイスも高校の校長ティノも、このプログラムを楽しみにしています、とワールドスクールの参加団体のみなさんあてにメールを打ちました。

 島には3台の車がありますが、ルイスによると「島民会議で、最終的に車は1台しか島に置かない」ことにしたそうです。今あるのが壊れたら、そのままにするとか。

 ルイスはまた、おもしろい話しをしてくれました。

 昔からミクロネシアの人々は、機械に頼らない優れた航海技術で、外洋へ旅をしたり魚を捕ったりしていましたが、モーターボートが入ってきてから、カヌーを使う人が減り、4、5年前には、とうとうこの島にはカヌーが2隻しかなくなったそうです。

 そして酋長たちが集まり、島民とも話しあって、ウォレアイの北にある豊かな漁場に行くには、カヌーでなくてはならないと決めたそうです。もしモーターボートで行った人間を見つけたら、即座にボートも魚も没収という厳しい約束をしました。

 たくさんいい魚を捕るために、またカヌーが作りはじめられ、大きいカヌーの数がぐんと増えたそうです。

 夕方6時近くになると、海が空よりも濃いブルーになります。だんだん陽が海を黄金色に染めていって、6時半ころまぶしい光を最後まで残しながら消えていきます。

 ひとつ、みなさんに調べて欲しいことがあります。
 次年子小学校のみんなが「ソバの種」を送ってくれました。次年子はおいしいソバで有名だもんネ。
 それを外国の地に植えてもいいものかどうか。いけないとしたら何がいけないのでしょうか。どんなことに気をつけなくてはならないのか、教えて下さい。
 日本にもよその国から持ち込まれた植物はあると思いますが。飛行場の検疫は何のためにあるのでしょうか。

タカコ

追:今は、蚊がたいしたことなし。空はむちゃくちゃきれいな星空。

「ソバの種」について調べてわかったことがあったらCXZ00451@niftyserve.or.jpまで報告してね。

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