タカコのびっくりレポート

タカコが日本を離れてから、日々のできごとや見たこと聞いたことを、みんなにレポートします。お楽しみに!


びっくりレポート021号

10月14日(火曜日)/32度=7時/西の風

 西の風に変わって、六十マイル離れたイファリク島から航海してきたカヌーがしずしずと海の上を滑るようにして、帰っていきました。

 今日はあちこちで、貯水槽の修理や掃除が行なわれていました。
 フランシスコさんの家とその隣近所で利用しているものは、義理のむすこのファビアンが点検していました。これから蛇口をロックして、時間を決めて利用するのだそうです。「水を無駄にしないようにね」と彼は言いました。

 小学校でも、子どもや大人、十数人がかりで、水受けや蛇口を取り換え、中を掃除していました。これでひとあめ来れば、中のゴミがきれいに流されるそうです。

 ウォレアイでも、乾期の情報を受けて、水についての意識が変わっていっているようです。

◇          ◇          ◇

 ワールドスクールウォレアイでは、幌南小学校のメッセージを読んだ後、ゴミについて話し合いました。
 ほんの十分、校舎の回りを回っただけでしたが、だいぶきれいになりました

。  もともとたくさんはなかったのですが、ほとんどはヤシの葉で編んだマットの古いものや、パンノミの葉っぱなど、有機物でした。ほんのわずか、「燃えないゴミ」が残りました。

 ラーメンの袋ひとつ、ビールの空き缶ひとつ、だめになったゴムゾーリひとつ、アメリカ製のクッキーが入っていたビニールの箱、アメの包み紙、ガラスの破片二つ、などなど。

 もう一度、どうしたらゴミが減るかを考えました。ゴミの処理ではなく、ゴミを出さない考え方です。同時に、今あるゴミをどうするかについて考えました。

 その結果は、生徒達がみなさんにレポートを書きます。

 ウォレアイではほとんどゴミを出さずに暮らすことができます。
 ゴミになっているものは、島のほかから来たものばかり。
 持ち込まれたものでリサイクルできるものは、持って帰ってもらおうと、誕生寺小学校からのプレゼントだった「ポカリスエット」の缶は、日本に持ち帰り、リサイクルに回すことになりました。

◇          ◇          ◇

 クラスの後、生徒達がそれぞれ家から持ち寄ったごちそうを、草の上に並べて、夕陽の中でパーティーをしました。

 ヤシの葉で編んだ特別なお皿に、ごちそうをとりわけてくれました。

 ゆでた鳥、魚のカラアゲ、幾種類ものタロ、調理したバナナ、ブレッドフルーツをカリッと揚げたものやココナツミルクで煮たもの、サツマイモ、サシミ、それにとっても甘くておいしいココナツジュース。

 最高のパーティーでした。

 実はここフランシスコさんの家でも、特別に、ニワトリを一羽つぶしてお昼に出してくれました。ブレッドフルーツを貯蔵できるようにしたものをココナツミルクで煮る「リッピギル」という料理も、作ってくれました。サシミもありました。

 もっと言うと、実は今、午後八時半。男性達はアルコールのツーバを酌み交わしながら、パーティーの最中です。おじいさんたちが、日本の軍歌を歌っているようです。小さいころ、覚えさせられた、戦争の歌です。

 戦争について、弓削小学校から質問を受け取りました。

 こどもたちがそれぞれお年寄りに話を聞いてきました。私も聞きました。

 私が聞いてもみんな遠慮して、なかなかつらいことを話してくれません。こどもたちは、英語ではうまく表現できていませんが、ウォレアイの人たちの苦しみや憤り、嘆きや怒りが、とぎれとぎれに伝わってきます。

 すぐにみなさんにお伝えします。感想を聞かせて下さい。

タカコ



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