タカコのびっくりレポート

タカコが日本を離れてから、日々のできごとや見たこと聞いたことを、みんなにレポートします。お楽しみに!


びっくりレポート035号

10月24日(金曜日)

パパイアの木。青々とした葉の下に、太い幹からいきなり大きなパパイアの実がぶら下がっている。やがて黄色くなると食べごろ。そのままにしておくと鳥がつつきに来る。

 今日の朝、ウォレアイ版「青汁」を飲みました。ヴァインという草をすりつぶしたもので、フェビアンいわく「ビタミンとプロテインがたっぷり」だそうです。日本のものと違うのは砂糖がたっぷり投入されていること。激しく苦い汁に砂糖を入れたっておいしいはずがありません。フェビアンはおおきなコップで三杯もおいしそうに飲んでいましたが、ぼくは最初の一口で気持ち悪くなりました。

 さて、今日金曜日はコミュニティー活動の日であり、生徒たちがアクションプランを開始する日でもあります。みんなうまく実行できたでしょうか。ちなみに今日のコミュニティー活動は先週に引き続いて男はシーウォール作り、女はタロイモ掘りです。まずはダリア、メンディー、デッカのいるレオペリフ地区ですが、ここでは男の子は午前中シーウォール作りに行って午後から、女の子はタロイモ掘りに行かず朝9時からアクションプランを実行したそうです。

 お昼すぎにぼくが見に行ったときは、ゴミが一カ所に集められ、男の子はゴミを捨てるための穴を掘り、女の子は道にはみでている草や木を切っていました。おとなたちはそれぞれのコミュニティー活動に行っているため、集まっているのは子どもを含めた若者たちばかり。カセットデッキを持ちだし音楽をかけながらワイワイと仕事をしています。ゴミは燃えるものは燃やし、燃えないものは埋めていました。ガラスは割れていたり、汚れていたりしてリサイクルは難しいようです。ぼくが見たかぎり楽しそうにしかも黙々と作業をしていました。

 クリスティーノ、ジョナサン、メリッサのいるオサファ地区では、午後から若者が集まり、プラスティックのゴミを拾い草を刈るなどして道をきれいにしていました。レオペリフと違うのは集めたプラスティックをドラム缶のなかで燃やし、燃えないゴミは埋めずにもう一つのドラム缶にいれていたことです。ここは男の子が多いのでにぎやかなおしゃべりもなく熱心に作業を続けていました。

 最後にベン、ジョエル、グレース、ジュリエット、スージーなどのいるイェファン地区ですが、ここではコミュニティー活動を優先させ、アクションプランの開始は月曜日にしたそうです。しかし、午後6時30分に集まって村の人に自分たちのプランを伝えにいくとのこと。

 今日の彼らを見ていて、義務的にいやいやするのではなく、あたりまえのことのように熱心に黙々と行動する姿に感心しました。これはお世辞ではありません。実際みちがえるほどきれいです。彼らはもちろんのこと、それを見ていた島の人もまたうかつにゴミを捨てることは減るでしょう。今まで不要なものはそこら中にほうり投げるのがあたりまえだったのだから、これは大きな成果です。生徒が中心になって島に新しい価値観を生み出したというのは言い過ぎでしょうか。ぼくは今日のアクションプランがそれくらいの意味をもっていると思っています。

ナオキ



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