ワールドスクールネットワーク2003年度キックオフ会議

 
 

 2003年度のキックオフ会議が、5月4、5の両日、東京・代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターで行われた。会議には、沖縄、関西などからの担当者、それに都内の中学生4人を含む20人が参加し、米国アラスカ州と会場をつないだテレビ会議をして、今年度の活動方向について意見を交わした。

キックオフのプログラムへ

各地の特色ある活動予定、次々と

 キックオフ会議は、4日の午後1時から自己紹介で始まった。
  担当者たちは、京野菜、レンコン、米、ヘチマなどそれぞれの地域の産物を生かした郷土料理や、身近に落ちているゴミなどを軸に活動を予定していることをそれぞれ紹介した
 地元での活動を子どもたちに体験してもらい、WSNのネットワークを活用して、その実体験を世界各地の他地域の子どもたちと共有・比較する。その様な活動を積み重ね、子どもたちの学びを深めていきたい、という思いは担当者の間で共通していた。
 
 その後、昨年度WSNのプログラムを積極的に活用した現場担当者から、活動例の紹介があった。
 栃木県・岡本北小学校の大西さんは、自分たちの地域を住み良い街にするために子どもたちが活動した例を、京都教育大学附属桃山中学校の廣川さんは、「食」に関して国内外の参加団体と交流・情報交換した例を紹介。新潟県・上通小学校の加藤さんからは小学校3年生が平均5枚、最高で20枚の原稿用紙に作文を記述できるようになったと話しがあった。
 それぞれの活動では、WSNの活動の舞台である「子ども知恵図鑑」が積極的に活用された。「子ども知恵図鑑」は、授業時間内に子どもが書き込めなかった場合、学習の途中までの状態で内容を登録し次回に書き足すことができる。また、学習の履歴として子どもが活用したり、担当者が子どもたちの活動を理解するために活用することもある。
 今年度からは、子どもが登録したメッセージを学校内部のみで公開利用できる独自のジャンルをつくることが可能となった。

 夕方からは、イスラエル、アラスカの活動予定紹介があった。その後、担当者たちが活動予定ワークシートに記入をし、今年度の活動で取り上げたいテーマを短く紹介しあった。「水」「ゴミ」「農業」「生きもの」というテーマがあがり、翌日のグループディスカッションでは、水とゴミ、食と農と生きものを中心とした2つのグループにわかれてディスカッションすることになった。

テレビ会議体感、具体的な活動予定発表

 5日午前9時から、米国アラスカ州・ロシアンミッションスクールと会場をインターネットでつなぎ、テレビ会議を開催した。初めにロシアンミッションスクールのマイク校長と日本の会場の担当者が挨拶をかわし、マイクから今後の詳細な活動予定の紹介があった。さらに、マイクから日本に向けて「たくさん質問送ってください」と依頼があった。
 テレビ会議が身近にできることを体験したためか、京都教育大学附属桃山中学校の廣川さん、東京都中野区立第7中学校の井口さん、琉球大学附属小学校の真喜志さんらが、テレビ会議開催の約束をマイクと交わした。
 その後、担当者は「水とゴミ」「食と農と生きもの」の2つのグループに別れ、それぞれの活動予定を発表した。

「遊び感覚で水やゴミを発見」
 「水とゴミ」グループは、川探検、海辺のゴミひろい、昔の水の使い方の知恵を探したり、水道の蛇口調べなど、いろいろな体験を予定していると発表。それらの体験を「子ども知恵図鑑」に報告して、お互いに情報交換する計画。
 また、OGやOBがアドバイザーとして積極的にかかわれば活動が発展するのではないか、参加団体同士で水を交換して水調べを実施すれば学びが深まるのではないか、という意見もあがった。
 さらに、ゴミサウンドコンテストなどのイベントを開催したいとの希望もあった。

「身近な食から人のいきざままで」
 「食と農と生きもの」グループは、以下の様な予定をたてた。  

  • 郷土食を通じて人の願いや思いなどに触れる。
  • スローフードを通じて自分たちのライフスタイルを見直す。
  • クジラ、スズメ、犬、ニワトリを食べることを通じて人間と野生動物の共生のあり方について考える。
  • いただきますの意味から命と食の本質を考える。
  • 共同プロジェクトとして、10月に食材やレシピ、ビデオ、ポスター交換などをした「おくに自慢大会」を展開する。

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