知恵だより 125号

Jan. 15 2000

日本橋に到着

ゴール地点で、東京国際学園の発表に大人も子どももじっと聞き入りました=東京都中央区の日本橋で

2000年1月15日 気温:4度 天気:曇り時々晴 風向き:北東
出発地:東京都板橋区エコポリスセンター=北緯35度46分09秒/東経139度41分20秒
到着地:東京都中央区日本橋=北緯35度41分13秒/東経139度46分29秒
歩いた距離:12km

 この4カ月、秋から冬にまたがって、そして紀元2000年を迎えながら、一歩一歩この目的地、東京・日本橋に向かって僕たちは進んできました。飛行機と車でわずか2時間で移動した距離に、4カ月かかりました。最後の7キロはワールドスクールネットワークに参加する子どもたちに囲まれて歩き、日本橋では大人50人、子ども 100人に歓迎されました。日本縦断の旅の第一部は、みんなの旅として終わりました。

 東京は、この旅の中のほとんどの場所よりも暖かいはずなのですが、空を走る高速道路の下の影の部分を歩いていると都会は寒く感じられます。進むにつれて日は傾き、ビルは高くなります。影がまた僕の上に伸びてきます。国道17号を離れて、かつての中山道のあとをたどってみました。大名が江戸と往復し、重要な交易ルートでもあった600年の歴史がある街道です。板かべの古いとうふ店、小さなたこ焼きの店、それに通りのにぎわいが、かつてを思わせます。

 日本橋に向けての最後の区間には、東京国際学園、中野第七中学校、立教小学校、それに台東小学校のみんなが交代で僕とちょっとずついっしょに歩いてくれました。これまでずっと一人で歩いてきたので、この冒険をいっしょにやってきた仲間のみんながいてくれて、とてもうれしく思いました。最後の部分を歩いただけではなくて、それぞれの知恵を出してくれたのです。

立教小学校の児童から中野第七中学校の生徒に、知恵を書いた紙の輪が手渡されました=東京都文京区白山で

 子どもたちは、これまでの学びのなかでみつけた知恵を、細長い紙にそれぞれのグループごとに書き出してくれたのです。紙を結び合わせた「知恵の輪」が出来て、それを次から次へとゴールに向けて手渡して進んだのです。

 日本橋に着いたときには、40近い「知恵」が輪になっていました。「山の人々は山菜などを全部とらずに来年のためにとっておく」「ゴミの肥料」「ぼくは知恵探しで自然がはかいされている場所で自然を増やすことがよいと思った」「とにかくリサイクル」

 日本橋での子どもたちの発表の後で、この輪をどこまでも終わりのない「メビウスの輪」にしました。この旅で見つけたいろんな知恵を、僕たちみんなの毎日の暮らしに生かし、未来に向かっていい生活を作ることができるようにと、僕は思ったのです。

 知恵めぐりは、これからも続くのです。

 グレッグ

 この知恵めぐりのプロジェクトを支えてくれたすべての子どもたち、先生、ボランティア、そして道すがらで手を貸してくれたすべてのみなさんに、心からのお礼をいいたいと思います。ありがとう。

 グレッグ

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